茨城)市民団体、筑波大に「軍事研究」中止申し入れ

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庄司直樹
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 筑波大が防衛装備庁の公募に応じて大規模な研究助成対象に選ばれたことをめぐり、市民団体の「軍学共同反対連絡会」は11日、つくば市の大学本部を訪れて中止を申し入れた。共同代表の1人、池内了・名古屋大名誉教授は「大学側は疑問にまともに答えられず、熟慮して結論を出したのか疑わしい」と批判した。

 この日は池内さんのほか、共同代表の野田隆三郎・岡山大名誉教授や小寺隆幸事務局長らメンバー10人が全国各地から集まった。

 連絡会によると、大学側は研究推進部の職員が対応。一行は学内の審査委員会が防衛装備庁への応募を認めた理由や疑問点を質問した上で、ネットで募った反対署名4515人分を手渡した。大学側は「軍事兵器への応用を意図していない基礎研究なので問題ない」などの説明を繰り返し、具体的な審議内容などには答えなかったという。

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 申し入れ後に市内で会見を開…

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