2医療機関で「肺炎疑い」の診断 受診8回目で感染確認

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東郷隆 成田愛恵 松島研人 佐々木康之 燧(ひうち)正典
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 広島市は7日、安佐南区の30代の自営業男性が、新型コロナウイルスに感染した、と発表した。広島県内での感染確認は初めて。発熱やせきの症状があるが、感染の判明までに四つの医療機関を計8回受診していた。この日、市立舟入市民病院に入院。容体は安定しており、重症ではないという。

 市によると男性に症状が出たのは2月上旬からで、15日から今月4日にかけて三つの医療機関を計7回受診。症状が改善せず、5日に受診した四つ目の医療機関で感染を疑われて検体を採取され、遺伝子検査で6日夜、感染が確認された。

 市の聞き取りによると、男性は2月に計5回受診した二つの医療機関で「肺炎の疑いがある」と診断された。その後、3月2、3日には39度まで熱が上昇。3日に受診した三つ目の医療機関ではインフルエンザの検査をし、陰性だった。しかし、いずれも新型コロナウイルス感染の可能性には言及されなかったという。

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