新型コロナ、SARSと異なる「厄介な性質」とは?
聞き手・榎本瑞希
国内で感染が広がる新型コロナウイルス。国内有数の感染症研究の拠点で、国立感染症研究所などとともに制御に向けた緊急研究に取り組む長崎大学熱帯医学研究所の森田公一所長(63)に、ウイルスの特徴や国内外の状況について尋ねた。
――日本国内での感染の広がりをどう受け止めていますか
「2月に入ってから中国で感染拡大が収束している一方で、日本や韓国で状況が悪化している。専門家の予想に反して、このウイルスは重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスとは異なる厄介な性質を持っていることが分かってきた」
ここから続き
「SARSや中東呼吸器症候…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら