村木厚子さんが語る121位の衝撃「まずマスコミが…」

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構成・関口佳代子
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 元厚生労働事務次官の村木厚子さんは、キャリアを積む上でのハードルを、どう乗り越えたのでしょうか。一人ひとりが自分らしく人生を歩むために必要なことを、朝日新聞の町田智子・上席執行役員(女性プロジェクト担当)が聞きました。

 ――世界経済フォーラムが昨年発表した「ジェンダーギャップ(男女格差)指数」で、世界153カ国中、過去最低の121位になりました。女性に関する政策に長年関わってこられましたが、受け止めを聞かせてください。

 121位はやはり衝撃的でした。数年前、ちょっとずつ上がるのかなと見えて、そこからずるずると落ちている。スピードアップして何とかしなきゃいけないところにきていると改めて思いました。

 ――官僚の仕事と子育てをどうやって両立されましたか。

 私が役所に入ったときは、いわゆる上級職の女性は2、3%。女性のネットワークに助けられました。管理職になったり、子どもを産んだり、人生には何度かハードルがありますよね。独身の人も結婚している人もいて、アドバイスをくれました。夫婦2人だけで子育てしている人は少なくて、「一番悲惨だね」と言われました。でも「あなたたちができたら次もできるね」と言われました。そして「まあ、なんとかなるから」と必ず言ってくれました。

 ――「女性活躍」と言われています。

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 女性に活躍してもらうには…

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