高橋名人、ゲームは1日1時間の条例に「意味がない」

有料記事ゲームの未来

聞き手・諏訪和仁
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 18歳未満の子どもがゲームで遊ぶ時間を「平日60分」までとする香川県の「ゲーム条例」案。早ければ4月にも施行される。他の自治体にも広がりそうだが、条例で制限できるのか。

高橋名人インタビュー

 「ゲームは1日1時間」

 これは、ファミコン全盛の1985年、ゲームメーカーの社員で名人だった私が各地で開いたゲーム大会で子どもたちに呼びかけていた標語です。長くゲームを売っていくには、親が取り上げないように健全に遊んでもらおうと考えたからでした。お母さんたちからは喜ばれましたね。

 香川県が条例で1日1時間に規制するそうですが、上から押しつけても意味がありません。どんなに言っても、やりたい人はやります。自分で時間を区切って遊ぶように仕向ける方が大事です。

 そもそも大人たちは、忙しいときに子どもにスマホを渡して見せておくでしょう。一度見せてしまったものを取り上げるのは難しいと思います。しかも、大人は家でも電車でもスマホを見ています。「子は親の鏡」なんです。条例で決めても、子どもたちは納得しなければ守りません。

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 実際には、親が子どもが触れ…

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