「制服のスカート短すぎ」 就学許されない外国籍の女子

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 女の子だから学校に通えない――。外国にルーツがあって日本に住む子どもたちの一部に、そんな問題が起きている。外国籍の子どもは日本では義務教育の対象外でもあり、あまり光が当てられてこなかった。学校に行きたくても行けなかったというアフガニスタン人の女性を取材した。

 千葉県に住むアフガニスタン人の女性(20)は16歳のとき来日した。弟2人と同じように「学校に行きたい」と言ったが、父は母を介して「ダメだ」。

 父は日本で学校に行かせない理由に「日本の学校では男女が共に座る」「女の子の制服のスカートが短すぎる」などを挙げた。妹と部屋にこもって泣いた。

 学校に通わず、家族6人分の3度の食事の支度と食器洗い、掃除で一日が終わった。家事の合間にネットで韓国や中国のドラマを見たり、週末にショッピングセンターで洋服や靴を見たりするのが楽しみ。「将来デザイナーになりたい」と話すと、父と弟に笑われた。

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