閑散とする成田空港「こんなの初めて」 入国制限も影響

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福田祥史 根岸敦生
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 新型コロナウイルスの感染が広がる中、日本人や日本からの渡航者の入国・入域を制限する国・地域が増えている。3日にはインドが突然査証を停止。成田空港発の同国便から日本人の姿が消えた。旅行を手控えるムードは色濃く、空港は閑散とした状況だ。

 4日、日本航空のデリー行きに乗り込んだのは、帰国するインド人ら十数人。デリーに加え、チェンナイ、ムンバイ行きもあった全日空も3便合わせて100人に満たなかった。

 前日、日本を含む感染拡大国からの入国制限措置が通告されたとき、両社のインド便はすでに成田を出発した後だった。この日はなんとか日本人旅客の入国が認められたが、4日はほぼすべての日本人が予約をキャンセルしたという。

 現地で日本へIT人材や技能実習生を送り出す会社を経営するシャルマ・ニラジュさん(47)は、7日までの滞在予定を切り上げて帰国の途についた。会議やセミナーの中止が相次ぎ、取引先との面会の約束も取れなくなったという。「来日を希望している若者はみんな、日本に行っても大丈夫かと心配している。このままでは日印間の交流に大きなダメージになる。なんとか早く収束するよう望んでいる」と言い残した。

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 日本外務省によると、3日現…

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