もがいてつかんだ五輪、自力でメダル誓う 卓球・丹羽

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吉永岳央
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 海外の大会に出れば、スタンドから「コーキ」を連呼するコールがいつも湧き起こる。予想もしないコースに打ち返したり、左利きなのにラケットを突然右手に持ち替えたり。身長162センチ。卓球の丹羽孝希は独創的なプレーでパワーに勝る海外勢と渡り合う姿に、日本卓球協会の宮崎義仁・強化本部長も「卓球の神髄を見せてくれる」とうなる。

 2009年の世界選手権に日本男子史上最年少(当時)となる14歳6カ月で出場するなど早熟だった。ただ、過去2度の五輪の記憶には歯がゆさがある。高校3年で初挑戦した12年ロンドン五輪は団体戦で8強止まり。16年リオデジャネイロ五輪の団体戦では銀メダルに輝いたが、エース水谷隼の活躍が大きく、「取らせてもらった感じ。浮かれることはできない」。

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 昨年6月から国際大会では7…

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