自動運転車に居眠り監視装置など義務化 国が新安全基準

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贄川俊
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 国土交通省は31日、道路運送車両法の保安基準を改め、自動運転車に求める具体的な安全性能を公表した。政府は、一定の条件を満たせば年内にも自動運転車が公道を走れるようにする方針で、4月からメーカーの申請を受け付ける。

 政府は昨年5月に同法を改正するなど、自動運転の実現に向けて制度整備を進めてきた。

 新たな安全基準では、自動運転車ごとに「高速道路のみ」「晴れのみ」といった、場所や天候、速度などの具体的な走行条件の設定を求める。運転手の居眠りを監視する装置や自動運転のオン・オフの時刻を記録する装置の搭載、不正アクセス防止のためのセキュリティー対策も義務付ける。実車試験やシミュレーションでこの条件での安全性などが確認できた場合に公道での運転を認める。

 自動運転車が事故を起こした場合の運転者が人かコンピューターかを明確にするため、オン・オフの記録は6カ月間保存しなければならない。

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 また、認められた条件のもと…

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