前田健汰
被災地支援などを行う札幌の市民団体「森の時間SNOW HOKKAIDO」がガーゼマスクを手作りし、札幌市内で販売している。新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクやガーゼが手に入りにくい状況のなか、北海道外の市民団体から有料で材料を譲ってもらい、製作を続けている。
マスクを作っているのは同団体代表の横山芳江さん(52)ら20人ほど。製作の際に集まる人数は感染防止のため1回5人ほどに制限している。喫茶店「サッポロ珈琲館」の協力を受けて16日から製作を始め、市内10店舗で販売している。2週間で千枚以上を作っているが、完売が相次いでいるという。
高齢者が寒空の下、開店前のドラッグストアに並ぶ姿を見て、マスク製作を始めた横山さん。いまは、4月の入学式シーズンに向けて、子ども用サイズのマスク作りにも力を入れている。「どこも材料のガーゼすら品薄の状態。これから学校が始まるお子さんのいる家庭の方々にぜひ活用して欲しい」
マスク作りには、同団体のメン…