起業支援で京阪神が連携 ライバルどうし、手を結ぶ訳は

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金井和之
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 京都・大阪・神戸の3都市が協力し、スタートアップ(起業)の育成に動き出した。地域ぐるみで起業家を支援する国の事業に共同で応募。最先端の技術やアイデアを発信する2025年大阪・関西万博に向け、ライバルが手を取り合う。

 3都市がめざすのは、国が打ち出した「スタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」への参画だ。地方自治体や大学、民間企業が連携して起業家育成を進める取り組みで、「拠点都市」に選ばれると国から集中的な支援を受けられる。例えば、アクセラレーター(起業の育成支援組織)の招致や海外展開に向けた情報発信、規制緩和や政府調達の優遇といった具合だ。

 国は優先的な支援を約束する「グローバル拠点都市」を3カ所程度、それに準じた「推進拠点都市」をあわせて計10カ所ほど選ぶ計画だ。2月までに約20の都市や地域が応募し、4月以降に選定結果が出る。

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