来日決断させたシャラポワの生い立ち 原発事故から半年

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編集委員・稲垣康介
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 女子テニスの元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ(32)=ロシア=が26日、米ファッション誌上で引退を表明した。

 モデルとしても活躍し、米経済誌フォーブスの「世界で最も稼ぐ女性アスリート」でも1位の常連。華があった。

 印象深いのは、2011年秋、東レ・パンパシフィックオープンで来日したときの短い単独取材だ。

 3月の東日本大震災東京電力福島第一原発の事故が起き、放射性物質の拡散が、誇張も交えて世界を駆けめぐった。来日に不安はなかったのか、率直に聞いた。「選手仲間と話した時、何人かは東京行きに消極的だった。でも、私は女子テニス協会の情報を信頼した」。決断の背景に、彼女の生い立ちがあった。

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 1986年4月、チェルノブ…

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