和歌山)新型コロナ、観光に影響深刻

有料記事

西岡矩毅 藤野隆晃 山田知英
[PR]

 新型コロナウイルスの感染が和歌山県内で確認されてから27日で2週間となった。感染者が出たことから外来診察を停止している済生会有田病院(湯浅町)は、業務の再開に向け経過観察が続く。一方、県内の観光地では宿泊のキャンセルや客足の減少が深刻だ。感染拡大の防止を目的にイベントの中止も相次ぐなど、様々な影響が出ている。

     ◇

 「観光客が明らかに少ない」。湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区内にある土産物店を経営する男性(46)はこぼした。

 町内の済生会有田病院で新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、客足は減っているという。22日ごろから個人の観光客は戻りつつあるが、団体客は依然として少ないと感じている。男性は「これからはかんきつの三宝柑(さんぼうかん)がおいしい時期。湯浅を楽しんでもらいたいけど、イベントが今後2週間も自粛ムードになる。それが明けたら、観光客に戻ってきてほしい」と願った。

ここから続き

 同地区の周辺では、今月4日…

この記事は有料記事です。残り1054文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら