「爆撃なら笑おう」シリア親子の動画拡散 父が理由語る
イスタンブール=其山史晃
「飛行機がくるよ? それとも爆弾かな?」
「爆弾! 来たら笑うよ」
爆音が鳴り響くと、大笑いする親子。内戦下のシリアからSNSを通じて広がった動画が今月、世界中で反響を呼んだ。父親が朝日新聞の電話取材に応じ、思いを語った。
動画を撮影したのは、アブドラ・ムハンマドさん(32)。一家は激戦地のシリア北西部イドリブ県に住んでいた。娘のサルワちゃん(3)が爆音を怖がるのを見て、爆音を聞いたら笑うという「ゲーム」を思いついた。「恐怖でサルワの心が痛むのを和らげたかった」と振り返る。
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ムハンマドさんはサルワちゃ…
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