新型肺炎、高校入試への影響は 病院での受験認める県も

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根岸拓朗 三島あずさ 宮坂麻子 山下知子
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 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、その影響が高校入試にも及び始めている。文部科学省は、感染した受験生に対する追試の実施や、状況に応じて高校入試の延期などを検討するよう都道府県の教育委員会などに通知。各教委は対応に追われる。

 小学生や教員の感染が確認された北海道。道教委は、道内の全公立小中学校を27日から臨時休校にするよう市町村教委に要請する一方、3月4日の道立高校の一般入試は予定通り実施する方針だ。感染して入試を受けられなかった受験生には学力検査をせず、作文や面接の結果と調査書などをもとに合否を決める「特別入学者選抜」を行うという。

 中学校女性教諭の感染が確認された千葉県は、3月2日に公立高校の後期選抜がある。県教委は、女性教諭の勤務先で現在休校になっている中学校の生徒らを、別室や別会場で受験させることを検討している。また、2日に受けられなかった受験生を対象に18日に追試験を行う。

 石川県教委は、新型コロナウイルスに感染した受験生らを対象に、病院での受験を認める。

 県教委では前回入試から、インフルエンザなどで試験が受けられなかった受験生のために追試験日を設定。今年は10、11日が試験日で、16日が追試験の日とした。ただ、その日までに治らない場合も考えられ、県教委の担当者は「受験機会の確保の面からも、医師の許可などがあれば病院での受験を認めたい」と話す。

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 当初の予定通りの28日に入…

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