「宝石」にコイ焦がれた3代目 発祥の地、山古志で復活

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清水康志
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 雪の降り積もった新潟県山古志村(現長岡市)の山あいに、被災を乗り越えた養鯉(ようり)業者の野池(のいけ)が広がっていた。いざニシキゴイ発祥の地へ。

 紅白や黒、金銀、浅黄などカラフルな色彩をまとった体長50センチ~1メートルのニシキゴイがゆったり泳ぐ。品格と貫禄あふれる姿は、「泳ぐ宝石」と呼ばれるにふさわしい。海外でも人気が高く、1匹数百万~数千万円で取引されることも珍しくはない。

記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員限定のプレゼントもあります。

 ニシキゴイは約200年前、新潟県の旧山古志村(現長岡市)を中心とした「二十村郷(にじゅうむらごう)」で、棚田で食用に飼っていたマゴイが突然変異し、わずかに紅色を帯びたコイが生まれたのが発祥とされる。住民らはそのコイをもとに品種改良を重ね、山古志はニシキゴイの主要な産地になった。

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 だが2004年、大きな試練…

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