死者19人のイラン、対策指揮の次官が感染 会見でせき

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テヘラン=杉崎慎弥
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 イラン保健省は26日、新型コロナウイルスの同国内での感染者が前日から44人増えて139人に上り、死者は累計19人に達したと発表した。ウイルス対策や感染情報などを記者会見で説明し、陣頭指揮をとってきた同省のハリルチ次官が25日に自身の感染を公表するなど、全土に感染が拡大している恐れが出ている。

 ハリルチ氏はこれまで、「ウイルスへの恐怖は無意味であり、懸念する必要はない」と再三述べていた。24日の記者会見ではウイルス対策などの説明中に何度も汗をぬぐったり、せきをしたりするなどしていたため、インターネット上などでは感染の疑いが指摘されていた。

 ハリルチ氏は25日にイランメディアのツイッターに投稿された動画で、陽性反応が出たことを認めて「我々は必ずウイルスに打ち勝つ」と強調した。

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 会見に同席していた政府のラ…

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