中米ニカラグアの駐日大使・ロドリゴ・コロネルさん(44)がボクサーとしてリングに立つことになった。3~4月、名古屋市や東京都内で、ボクシングのエキシビションマッチに出場する。アマチュアだが、10代の頃から趣味でボクシングを続けてきた。東京五輪を前に、スポーツを通じ、心身を鍛える大切さを若者に伝えたいという。
「ナイスパンチ!」。東京都中野区のボクシングジム。コロネルさんがミットに向けてパンチを打ち込むと、トレーナーから声が上がった。縄跳びやシャドーボクシングなどにも汗だくで取り組んでいた。
コロネルさんがボクシングを本格的に練習するきっかけとなったのは、昨年に名古屋で開かれたボクシング大会。ニカラグアの選手の応援に行った際、勝ち負けは関係ないエキシビションマッチを初めて見て「自分もやりたい」と思った。
日本では、引きこもりが深刻な社会問題になるなか、体を鍛えることで物事のとらえ方も変わり、「僕でも出来るんだから、あなたにも出来る」というメッセージも伝えたかった。
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コロネルさんはニカラグアで…
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