光秀ゆかりの寺でヘアドネーション 妻の「伝説」に着想
安藤仙一朗
戦国武将・明智光秀の菩提(ぼだい)寺、西教寺(大津市)で24日、「ヘアドネーション」の催しがあった。病気などで髪を失った人のかつら作りのため、髪を切り、寄付する取り組み。
催しは、光秀の妻・熙子(ひろこ)の「黒髪伝説」にちなむ。歌会の宴の費用に困っていた夫を、自らの髪を売って助けたと伝わる。寺の境内には、伝説に想を得た松尾芭蕉の「月さびよ明智が妻の咄(はな)しせむ」の句碑が立つ。
企画したのは、「琵琶湖撫子(なでしこ)協会」(草津市)の宇野ひと美代表(39)。NHKの大河ドラマで興味を持ち、光秀を調べるなかで伝説を知った。元々ヘアドネーションにも関心があり、寺での開催を思いついた。参加の呼びかけに、滋賀や大阪の10~50代6人の女性が応じた。
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この日、女性たちは着物姿で…
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