今こそ「あったか~いビール」 サーバー改良8年の味は

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滝坪潤一
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 ドイツなどでは一般的なホットビール。これを日本でも広めようと、兵庫県伊丹市の企業2社が市場開拓に挑んでいる。今年創業470年の小西酒造と、ステンレス製品製造の精和工業所。専用のビールサーバーを8年かけて改良し、温冷の切り替えが可能なまでに進化した。「温かいビール」は受け入れられるのか。

 ホットビールは、ドイツやベルギーでは家庭でよく飲まれ、風邪をひいた時や眠れない時にも重宝されているという。鍋で熱したり、湯煎したりして50~60度に温める。

 日本酒製造の傍ら、ベルギービールの輸入を約30年続ける小西酒造の小西新太郎社長(67)。本場の飲み方は知っているが、これでは泡や炭酸が少なくなり、日本人には好まれない。専用のビールサーバーが必須だと考えていた。

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