ジンバブエの穀倉地帯を車で走っているとき、道ばたの人々が言葉を投げかけてきた。外国人を歓迎しているのかと思い、のんきに手を振ったら、大間違いだった。「中国人、サタン、病気を運んでくる」。首都ハラレ中心部では、「コロナウイルス」と指をさされた。鼻がむずむずしてくしゃみをすると、白い目で見られる。
東京から1万2千キロ離れたこの地から見れば、中国も日本も一緒くただ。まして今や、日本でも感染は広がっている。アフリカ大陸での新型コロナウイルスの感染は、22日時点でエジプトでしか確認されていない。でも、恐怖は確実に広がっている。致死率が70%にも及ぶエボラ出血熱が昨年も周辺国で流行したことから、感染症への恐怖は並大抵ではないのかもしれない。
ここから続き
中国人の肩身はとりわけ狭い…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら