岩手)辺野古の機微、映画で描く 双子の兄弟が製作

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藤谷和広
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 辺野古埋め立ての是非を問い、7割が反対の意思を示した沖縄の県民投票から24日で1年を迎える。地元で声を上げる若者を追ったドキュメンタリー映画を、岩手県北上市の都鳥(とどり)拓也さん(37)、伸也さん(37)の双子の兄弟が製作した。20代の頃から二人三脚でがむしゃらに映画を作ってきた自分たちと、同世代の人々の姿を重ねた。

 映画は「私たちが生まれた島 OKINAWA2018」。署名活動やハンガーストライキを通じて県民投票の実現を訴えた元山仁士郎さん(28)を始め、全国の高校生と沖縄戦や基地問題について学ぶ集会の実行委員を務めた女子高生、3人の子どもを育てながら地元の村議選に立候補した女性が登場する。2時間21分と長編だが、伸也さんは「みんな悩みながら行動している。心の機微まで描きたかった」と説明する。

 今月8日に盛岡市、9日に北上市で上映会があり、計900人近くが来場した。映画を見た岩手大3年の鵜浦(うのうら)奈摘さん(21)は「おかしいと思ったことはまず口に出すことが大事だと学んだ」と話した。

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