兵庫県立ピッコロ劇団 公立の意味、あり方模索し25年

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増田愛子
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 兵庫県立ピッコロ劇団(岩松了代表)が昨年、25周年を迎えました。全国でも数少ない、公立劇団の一つ。劇団公演に加え、学校でのワークショップや地域交流を積極的に行い、公のお金に支えられた表現集団のあるべき姿を、模索し続けてきました。2月28日には、記念企画の最後を飾る、舞台「夢をみせてよ」が開幕します。

地域や学校と共に

 1月下旬、ピッコロ劇団が拠点とする県立のピッコロシアター(兵庫県尼崎市)を、県立山の学校(同県宍粟(しそう)市)の生徒10人が訪れた。同校では、中学卒業後の20歳までの男子が、林業や造園を学んでいる。照明を操作する部屋など舞台裏を見学後、劇団員が指導役となり、出された「お題」を体の動きで表現するゲームなどを体験した。

 年3回の本公演や親子向け公演に加え、こうしたワークショップや学校での指導も、活動の大事な柱だ。

舞台「夢を見せてよ」は2月28日~3月1日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センター。一般4500円など。ピッコロ劇団(06・6426・1940)。

 ピッコロ劇団は、1994年…

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