アニメーターの仕事は大変すぎる(小原篤のアニマゲ丼)

有料記事小原篤のアニマゲ丼

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 「ここ10年くらいで、アニメーターの技術レベルは目に見えて下がっている。圧倒的に人手が足りないせいで、技術のない人でも仕事が取れてしまう現状」

 前々回「アニメの仕事は面白すぎる」(出版ワークス)という本をご紹介しましたが、今回は1月初めに出た「アニメーターの仕事がわかる本」(玄光社)のご紹介です。読んだ感想は「アニメーターの仕事は大変すぎる!」。著者は業界歴20年の現役アニメーター西位輝実(にしい・てるみ)さん、構成・文はライターの餅井アンナさん。

 フリーランスで作画監督やキャラクターデザインを担当、劇場版「はいからさんが通る」や「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac」(Netflixで配信中)などを手がけた西位さんが、実体験を基に赤裸々な数字(おカネ)を挙げて、複雑化するアニメーターの仕事の中身、過酷な働き方、厳しい業界の現状、そして過渡期のこの混乱をどう生き延びるか?などについて、読みやすい対話形式でシビアに語っています。冒頭の言葉は127ページから。インタビューもしてきました。

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 幅広く細かく、かゆいところ…

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