「感染ゼロ」のモンゴル、経済ダメージ覚悟の対策連発
北京=平井良和
新型コロナウイルスの感染が広がる中国との間で5千キロ近い国境を有するモンゴルが、ウイルスの侵入に神経をとがらせている。中国との移動に制限をかけ、これまでに国内の感染者は出ていない。それでもウイルスの侵入にも備え、大統領令で国民に旧正月のあいさつ回りをやめるよう呼びかけるなど、緊張感を高めている。
モンゴル国営テレビなどによると、同国は今月初めから中国人の入国禁止や、中国との間での旅客機の運航停止などを次々に実施。トラックの運転手が感染して戻ってくる恐れがあるとして、3月2日まで中国への石炭の輸出禁止にも踏み切っている。
モンゴルにとって中国は最大の貿易相手国で、石炭は輸出総額のほぼ半分を占める主力品。大きな経済的な損失も覚悟した措置だ。
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12日にはバトトルガ大統領…
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