村上春樹さん、復興を語る「元通りになるものではない」

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上原佳久
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 2016年4月に起きた熊本地震の際に、復興のための支援金を募った作家の村上春樹さんが22日、熊本市でトークイベントを開いた。約1350万円が集まり、地震で損傷した夏目漱石の旧居の修復などに活用したことを説明した。

 村上さんと、友人で写真家の都築響一さん、熊本在住のスタイリスト吉本由美さんの3人によるトークイベント。会場は、明治時代に建てられた醸造所の跡を活用したイベントスペース「早川倉庫」で、約200人が集まった。

 3人は15年6月、雑誌「CREA(クレア)」(文芸春秋)の取材で熊本を回った。その縁もあり、村上さんの発案で、同誌編集部が「CREA〈するめ基金〉熊本」を設け、支援金を募った。

 使い道は3人が話し合って決めたといい、村上さんは「できるだけピンポイントで、ここに使いましたと示したかった」。

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 集まった支援金の一部は、村…

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