新型肺炎に新型インフル薬「アビガン」臨床投与を始める

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 新型コロナウイルスの治療について加藤勝信厚生労働相は22日、新型インフルエンザ薬として備蓄している「アビガン」(一般名ファビピラビル)の効果を確かめる臨床研究として、患者に使い始めたことを明らかにした。ウイルスの増殖を妨げる効果が期待でき、中国でも研究されている。別の抗ウイルス薬の臨床研究も近く始める。

 アビガンは新型インフルエンザ治療薬としてすでに承認されており「安全性は一応、確認されている」(加藤厚労相)ことから、国立国際医療研究センターなど2カ所の医療機関で治療に同意した患者を対象に症状の変化をみる。効果が確認できれば研究に参加する医療機関を増やす。

 アビガンは、タミフルなど既存の薬が効かない新型インフルエンザの流行に備えて政府が備蓄している。胎児に副作用が出る恐れがあるため妊婦には使えない。政府が必要と判断した場合のみ使える条件で2014年に承認された。

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 一方、米国の医療機関が新型…

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