さいたま市立常盤中と栃木県佐野市立常盤中。台風19号をきっかけに二つの「常盤中」がつながり、念願の初顔合わせを実現させた。豪雨被害を受けた佐野市立の全校生徒約40人が18日、さいたま市立を訪問し、両校の校歌を披露し合うなどの交流が行われた。

 きっかけは、さいたま市立教頭の越智宏明さん(52)が偶然見たニュースだった。以前、全国に八つの「常盤中」があることを調べて知っていたという越智さんは、豪雨被害を伝える報道の「佐野市豊代」という地名が目にとまった。「常盤中がある場所だ」。

 それまで全く交流はなかったが、すぐに佐野市立に連絡を入れ、さいたま市立の生徒会の生徒たちにも話をした。「自分たちで何かできることをしたい」と生徒たちも乗り気になった。

 さいたま市立からの最初の一歩…

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