フリマアプリのメルカリは20日、小売り大手の丸井と業務提携を結び、実店舗「メルカリステーション」を都内の新宿マルイ本館に出店すると発表した。メルカリが実店舗を構えるのは初めて。2021年夏までに全国10都市で展開する。出品へのハードルを下げ、伸び率が鈍化している流通総額を増やす考えだ。
実店舗にはメルカリステーションに出品するものを撮影できるブースや、売れた物を無人投函(とうかん)できるボックスを設置。出品の仕方などを教える「メルカリ教室」も開く。将来的にはマルイ全店への拡大をめざす。国内事業を担当するメルカリの田面木宏尚取締役は「出品意向があるが未経験の人は3千万人超いる推計だ」とし、出品未経験層を掘り起こしたい考えだ。
丸井の青木正久社長は「モノを売る店から体験を売る店に進化しようとしている。新たな客の獲得につながれば」と話した。
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またメルカリはヤマト運輸と…
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