エイズ「死に至る」は偏見 薬1錠つづけ通常の生活可能

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出河雅彦
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患者を生きる・職場で「HIV感染」(5:情報編)

 エイズは、かつて致死率が高い病気だった。いまはHIVに感染しても早期に治療を始めれば、免疫力が低下することなく、通常の日常生活を送ることができる。

 国立国際医療研究センター(東京)エイズ治療・研究開発センターの岡慎一センター長は「1日1回、1錠の薬を服用すれば、血液検査でウイルスが検出されないレベルまでHIVを抑えることができる」と話す。

 ウイルスが検出されなくなれば、コンドームなしの性交渉でも感染させないことが複数の臨床研究で示され、「検出されない=Undetectable」と「感染しない=Untransmittable」の頭文字を取った「U=U」のキャンペーンが世界的に展開されている。

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 ところが、変わらぬイメージ…

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