新型コロナ、しょうゆの町の苦悩 返礼品、辞退する人も

有料記事

森岡みづほ 山田健悟
[PR]

 新型コロナウイルスの感染者が相次いだ済生会有田病院がある和歌山県湯浅町。「しょうゆ発祥の地」としてPRする町からにぎわいが減る中、苦境を迎えた自治体を応援しようとする動きも出てきた。

 築100年以上の古民家に、しょうゆの醸造蔵……。湯浅町中心部の町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、周辺はふだんなら観光客でにぎわう。だが18日午後、記者が訪ねると人影がなく、手洗いやマスク着用を呼びかける町の防災無線が鳴り響いていた。

 「目に見えんもんやさかい、怖いのもわかる。はよ落ち着いてほしい」。マスクをした土産物店の男性店員(78)はそう話す。かき入れ時の週末も全く客が来ず、近所の人も外出を控えているという。

ここから続き

 同地区にあるしょうゆ醸造の…

この記事は有料記事です。残り836文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]