くっつきにくい骨折、血液中の細胞を使って治せるかも
後藤一也
折れた足の骨を、患者の血液からとった細胞を使って治す再生医療を、神戸大の研究チームが進めている。細胞の有効性を調べる臨床試験を始めて10年になる。くっつきにくい骨折を、早く治せることが期待されている。
折れた骨は固定すれば、自然とくっつく。指の骨なら3週間、すねの骨なら6~8週間で元通りになる。ただ、車やバイクによる事故、高所からの落下など、激しい衝撃による骨折は「難治性骨折」または「偽関節」と呼ばれ、治りにくい骨折になることがある。
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難治性骨折は骨折全体の5%…
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