業績悪化のレオパレス社長「施工不備から再建、単独で」

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高橋尚之 聞き手=高橋尚之 田中美保
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 アパートの施工不備問題で業績が悪化したレオパレス21の宮尾文也(ぶんや)社長が14日、朝日新聞のインタビューに応じた。大株主の投資会社レノから賃貸事業を第三者へ売却するよう促されているが、宮尾氏は「信頼関係を築いてきたアパートオーナーの不安を招く。賃貸部門は我々の本丸としてやる」と述べた。単独で再建に取り組む考えを示した。

 大量保有報告書によると、レノは共同保有分を含めてレオパレス株の約16%を保有する大株主だ。旧村上ファンド村上世彰(よしあき)氏が運営に関わる。今月27日のレオパレスの臨時株主総会で、取締役1人の選任を株主として提案する予定だ。

 レノからの株主提案や働きかけに対し、宮尾氏は応じない考えを示した。「事業を外部に譲渡して、その資金で株主還元に結びつけようとしている。オーナーや一般株主らの平等で共同の利益にはつながらない」と話した。

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 一方、株主らへの情報開示の…

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