ようこそ「Y字路」の世界へ 集めに集めて本出版

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金子和史
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 Y字路――。台湾で親しまれてきた風景にスポットを当てた本が出版された。「台湾をより深く知るきっかけに」との思いを込め、何げない風景に詰まった歴史をひもといている。

 表通りから少し離れ、ひっそりとしたY字路や、木々が生い茂る緑豊かなY字路。「時をかける台湾Y字路」(ヘウレーカ)は台北市を中心に47カ所、イラストや写真を交えて紹介。台湾ではY字路を「三角窓(サガタン)」と呼び、古くから親しまれてきた。雑多な景観の中、各地に見られるという。

 執筆したのは山口市出身で台北市在住の栖来(すみき)ひかりさん(44)。高校まで山口で過ごし、京都の大学で美術を専攻。結婚を機に2006年に台湾に移り住み、ライターとして活動する。

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 Y字路に興味をもったのは…

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