和歌山の医師と患者感染、院内は否定 「調査には限度」

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 新型コロナウイルスに感染したことが14日に確認された和歌山県の70代の男性は、先に感染が確認された男性外科医の勤務先・済生会有田病院(和歌山県湯浅町)で受診、入院していた。

 「院内感染の認識は今はない」。14日朝、県庁で会見した仁坂吉伸知事は、きっぱり否定した。男性が肺炎で同病院に入院したのが2月6日。容体が回復せずに13日に転院していた。外科医が勤務したのは5日までで、その後休んでいた。知事は「時系列で考えても院内ですれ違うこともない」と強調した。

 ただ、外科医の同僚や患者に肺炎の症状があり、院内感染を完全に否定するのは難しい。県は、外科医の同僚1人と患者2人の3人について検査を急いでいる。

 そのほかの同僚らについても検査を進めるとしているが、県によると、14日午後時点の入院患者は158人。医師9人を含む看護師ら常勤職員は約240人いる。「調べるには限度がある」とも話した。

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 病院も対応に追われた。済生…

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