ナニワの風呂屋はテーマパーク 極めつきは人間乾燥室?

有料記事勝手に関西遺産

編集委員・中村俊介
【動画】まだまだ健在! 大阪の風呂屋文化=中村俊介撮影
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「まだまだ勝手に関西遺産

 扉を開ければ湯気の向こうには、大小いくつもの湯船が。奥にはサウナやジェットバスがひしめく。大阪の路地裏は、テーマパーク顔負けの銭湯であふれている。お湯につかるだけじゃもったいない、それがナニワの湯あみやで!

 実は、単身赴任中の私も銭湯ファンだ。週に3度は近所を巡り、休日には電車に乗って遠くに足を延ばす。自宅ではシャワーぐらいで、湯船はほとんど使わない。

 通い始めて、その凝りように驚いた。湯船は深さを違えて複数あるし、寝風呂やジェットバス、電気風呂は当たり前。薬湯や露天風呂、打たせ湯、軟水をうたう風呂屋もある。寄席で言えば色モノ的な脇役だが、みな「俺らが主役」とばかりに、強烈にアピールしている。

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 湯船の周りにはたいてい腰掛…

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