青白い月のように 四代目猿之助が挑む「新版 オグリ」

有料記事

文・増田愛子 写真・村上健
[PR]

 古典の名作はもちろん、人気漫画「ONE PIECE」の舞台化まで、多彩な活躍をみせる歌舞伎俳優、四代目市川猿之助。自身を、青白く光る「月」に例える。そんな彼が、今、挑む舞台とは――。

 「三代目が太陽なら、僕は月。光るけれど、青白い。熱していないというか……。だけれど、何となく人の心を魅了する。その方が良いですね」

 最新の舞台技術や現代音楽を取り入れた、スーパー歌舞伎を創始した伯父、市川猿翁(三代目猿之助)から名前を継いだのは、2012年。自身の挑戦の場として立ち上げた、スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)のシリーズに、そんな四代目の色を映す、新たな作品が加わった。

ここから続き

 昨秋、東京で開幕した「新版…

この記事は有料記事です。残り700文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら