日産車体、国内2工場で生産調整へ 新型肺炎の影響

友田雄大
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 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大の影響で中国からの部品供給が滞る可能性を考慮して、日産自動車の子会社の日産車体は、福岡県苅田町神奈川県平塚市にある工場で生産を一時停止することを決めた。福岡県の工場は15日と22日、神奈川県の工場は15日(22日はもともと非稼働日)に生産を止める。操業を予定していた土曜日の操業を止めることで、「平日の稼働を計画通りに行うため」(広報)としている。

 日産車体は日産ブランドの商用車、ミニバン、SUV(スポーツ用多目的車)などの生産を手がけている。同社によると、現段階で部品供給に問題は生じていないが、中国国内で生産を止めている部品メーカーが多いため、「予防的措置」(広報)として土曜日の稼働を止める。

 完成車の国内生産をめぐっては、日産自動車の別の子会社、日産自動車九州の福岡県苅田町の工場も、中国からの部品供給が滞ったため、14日と17日に工場の生産ラインを一時止めることを決めている。(友田雄大)

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