さかなクン、国会にあの帽子で登場 着帽、過去に論争も

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鬼原民幸
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 タレントで東京海洋大名誉博士のさかなクンが12日、国会に参考人として出席し、海洋問題について意見を述べた。さかなクンと言えば、ハコフグを模した「帽子」がトレードマーク。国会の本会議場や委員会室などでは帽子の着用が原則として禁止されているが、今回は認められた。

 さかなクンが出席したのは、参院国際経済・外交に関する調査会。「帽子」に白衣といういつもの格好で登場し、参考人として紹介されると「ありがとう『ご』ざいます」。緊張からか、発言ではいつもの「ギョ」を封印しての滑り出しとなった。

 調査会では、25人の参院議員を前に20分ほど持論を展開。魚やクラゲを描いた自作のイラストを時折掲げながら、地球温暖化による気候変動で日本各地でこれまでと違う魚種が水揚げされていることや、海洋プラスチックごみ問題が深刻化していることを紹介した。「魚のおいしさや大切さを多くの人に共感してほしい」と訴え、終盤には「一人ひとりが実際に自然に触れ、ギョ(五)感で学ぶことが重要です」と述べ、議員から笑いが漏れた。

 本会議場や委員会室での着帽は、参院規則で原則禁止されている。参院事務局によると、今月5日に開かれた同調査会の理事会で、さかなクンの「帽子」の扱いを議論。鶴保庸介調査会長(自民)が「品位や礼節を欠くものではない」と着用を認めるよう提案し、各会派が了承したという。

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