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　北海道旭川市の旭山動物園でアムールトラのザリア（9）が出産した。動物園が11日、記者会見を開き、発表した。1日に赤ちゃん7頭が生まれ、うち3頭が元気に育っているという。公開は4月以降になる予定だが、動物園では、アムールトラの展示場所の近くに産室内部をうつしたモニターを設置。赤ちゃんとザリアの様子を見ることができる。

　動物園によると、ザリアは1日午前3時40分ごろに1頭目を出産。午後9時までに数時間おきに計7頭を生んだ。そのうち4頭は死産だったり、すぐに死んでしまったりした。生まれた直後の体長は約30センチで、体重は700グラム～1キログラムとみられ、会見で坂東元園長は「一度の出産数としては記録的な数だろう。その分、体が小さかったと思われる」と話した。

　3頭は、まだ性別は不明だが、順調に育っているという。飼育担当の大西敏文さん（46）によると、産室内で眠っていたり、母親のザリアから授乳されたりしているという。

　アムールトラは世界的に生息…