猛スピードで手が進んだ決勝 千田七段、劇的な幕切れ

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 第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝・決勝が11日、東京都千代田区有楽町朝日ホールで指され、千田(ちだ)翔太七段(25)が初優勝を果たした。決勝は千田七段が攻め、永瀬拓矢二冠(27)が守る展開になったが、終盤で千田七段の厳しい攻めが決まって劇的な幕切れとなった。

 千田七段は準決勝で、2連覇中の藤井聡太七段(17)を撃破。対局後、「藤井七段に勝ったので、決勝でもいい将棋を指したい」と抱負を語った。もう一つの準決勝は、永瀬二冠が阿久津主税(ちから)八段(37)に勝利。共に初優勝が懸かる顔合わせとなった。

 先手番を握った千田七段の作戦は角換わり。永瀬二冠も想定通りの選択で、序盤は互いに1手に数秒ずつしか使わない。解説を務めた木村一基王位(46)が「このまま終わっちゃうんじゃないの」とジョークを飛ばすほどの猛スピードで手が進んだ。堅陣を築いた千田七段が猛攻を仕掛けて、終盤に突入した。

記事の末尾で、決勝対局の大盤解説会の一部始終を収録したライブ中継動画をご覧いただけます。解説役は木村一基王位と上田初美女流四段です。

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 図は、千田七段が▲4五歩と…

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