愛媛)えひめ丸事故、宇和島水産高校で追悼式典

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寺田実穂子
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 2001年に愛媛県宇和島水産高校宇和島市)の実習船えひめ丸がハワイ沖で米国の原子力潜水艦に衝突されて沈没し、生徒ら9人が亡くなった事故から10日で19年。学校で追悼式典が開かれ、遺族や在校生ら約280人が犠牲者を悼み、海の安全を願った。

 事故は、現地時間の01年2月9日午後1時43分(日本時間10日午前8時43分)、ハワイ・オアフ島沖で起きた。急浮上した米海軍の原潜グリーンビルが航行中のえひめ丸に衝突し、えひめ丸は沈没した。乗員35人のうち、実習生4人、指導教官2人、乗組員3人の計9人が犠牲になった。

 「えひめ丸事故追想の日式典」は、学校の正門近くに置かれた慰霊碑前で開かれた。事故が起きた午前8時43分、海に沈んだえひめ丸から引き揚げた鐘を犠牲者の数と同じ9回鳴らし、全員で黙禱(もくとう)。慰霊碑に花を供えた。

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