笠原雅俊
別れの春。土佐くろしお鉄道中村駅(高知県四万十市)の1番ホームに10日、「卒業おめでとうボード」という伝言板が登場した。進学や就職で故郷を離れる若者たちへの応援メッセージを書き込んでもらおうと同社が初めて企画した。
縦約90センチ、横約180センチの黒板のような真新しいボードには、満開の桜と列車のイラストが描かれている。「あなたは輝かしい未来への切符を手に入れたことを証します。いってらっしゃい」と書かれた小さな卒業証書も添えられている。
土佐くろしお鉄道中村・宿毛線は中村、幡多農業、宿毛高校など沿線の6高校の生徒約300人が通学に利用している。伝言板にはチョークで卒業生へのエールや励ましの言葉などを記入できる。
看護学校に進学するという幡多…