和歌山)出土遺物で熊野信仰を知る 15日新宮でシンポ

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東孝司
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 熊野信仰を物語る「御正体(みしょうたい)」「一字一石経」といった和歌山県新宮市の「阿須賀神社境内(蓬萊山)出土品」が国重要文化財に指定されたことを記念するシンポジウムが、15日に新宮市役所別館1階大会議室である。

 御正体は鏡面や銅板に神仏像を線刻・墨書したり、取り付けたりしたもの。一字一石経は経文の一文字を石に書いたもので、いずれも熊野詣での参拝者が奉納したとみられている。

 1959年の伊勢湾台風で神社本殿裏の蓬萊山が被害にあったことをきっかけに見つかった遺物で、昨年7月に350点が一括して重文になった。その重文指定の際に調査に当たった専門家が講演する。演題は原田昌幸・文化庁文化財第1課主任調査官が「考古学から見た山岳信仰の遺宝」、時枝務・立正大学教授が「御正体と神仏習合」。

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 午後1時半開会で4時半終了…

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