岩下の新生姜ミュージアム(栃木県栃木市)
ピンクでポップな空間が広がる。岩下食品の看板商品「岩下の新生姜(しょうが)」のイメージカラー。新生姜の部屋、アルパカ広場、売店、カフェなど「インスタ映え」しそうな場所ばかりだが、とりわけジンジャー神社は「御利益がある」と人気だ。
「ツイートに社長も反応するので前から興味があった。面白い」。知人と訪れた栃木県鹿沼市の会社員松本まちこさん(25)はそう話した。
本殿も鳥居も柱は新生姜の色と形。鎮座するのは新生姜のこま鹿こと「IWASHIKA(イワシカ)」。この神社、ショウガ効果で夫婦や恋人の仲もポカポカアツアツに、だそうだ。
ミュージアムは元々、先代社長の所蔵品を展示する美術館だった。岩下和了(かずのり)社長(53)がプロモーション施設として2015年に開館。順調に客足は伸びて昨年8月には来館者が累計50万人に到達した。
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