まさかの首相選出…でも一日天下 「禁断タッグ」に非難

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ベルリン=野島淳
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 ドイツ東部チューリンゲン州で、議会の最小政党から新たな州首相が選ばれたが、1日で辞任を表明する事態に追い込まれた。排外的な主張を掲げる右翼政党の支持を得て選ばれたことから、「右翼の権力掌握に手助けした」と批判が殺到したためだ。

最小政党、気がつけば

 新首相に選ばれたのは、最小政党である自由民主党(FDP)のケメリッヒ氏。5日に行われた首相選出投票で突然名乗りを上げたところ、移民・難民の排斥や愛国主義を訴えて支持を伸ばしてきた右翼政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の支持を得て、一躍、首相に選ばれた。

 同州ではラメロー前州首相の左派党社会民主党緑の党で左派連立してきたが、昨年10月の州議選で与党が過半数割れし、AfDが第2党に躍進した。

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 5日の首相選出投票でラメロ…

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