北朝鮮、軍事パレードなき記念日 新型肺炎対策を優先か
ソウル=鈴木拓也
北朝鮮は8日、軍創建記念日を迎えた。軍事パレードが行われるとの観測もあったが、国営メディアは目立った動きを伝えていない。専門家らからは、新型コロナウイルスへの防疫対策を優先し、行事を控えたとの見方が出ている。
朝鮮中央通信は同日に「将兵や市民が金日成(キムイルソン)主席と金正日(キムジョンイル)総書記の銅像に献花した」などと報道した。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の動静は伝えていない。
日米関係筋によると、平壌近郊の美林(ミリム)飛行場周辺では1月に、軍事パレードの練習とみられる動きが衛星写真で確認された。このため、軍創建記念日に合わせてパレードが実施される可能性が指摘されていた。
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