千葉)我孫子の薬師三尊像 住民寄付で修復 11日開帳

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三国治
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 千葉県我孫子市中里の中里薬師堂にある市指定文化財「薬師三尊像と十二神将像」の修復が、5年がかりで完了した。江戸時代のものとみられ、傷みが激しくなったため、住民らが寄付を募るなどして費用を賄った。11日にご開帳され、15~18日には市内の我孫子市民プラザで開かれる市文化財展で公開される。

 薬師三尊は、人々の病を癒やすとされる薬師如来と、補佐する日光菩薩(ぼさつ)、月光(がっこう)菩薩の三尊の総称。像の高さは台座も含めて薬師如来が約93センチ、両菩薩は約64センチ。十二神将は薬師如来の分身とされ、像は高さ80~85センチ。十二支の動物を頭上にのせ、刀、やりなどの武器を持っている。薬師三尊と十二神将が12体そろった貴重な像で、2006年に市指定文化財になった。

 三尊像は厨子(ずし)に、神将像はガラスケースに入れて地元住民が守り、年に1度、2月11日にご開帳して公開してきた。

 作られてから200年以上が…

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