トランプ氏に不利な証言した高官を更迭 弾劾裁判めぐり

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ワシントン=染田屋竜太
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 米国のトランプ大統領が「ウクライナ疑惑」により弾劾(だんがい)訴追され、無罪の評決を受けた問題をめぐり、米政府は7日、駐欧州連合(EU)大使ら政府職員2人を更迭した。弾劾調査の過程でトランプ氏に不利な証言をしたことへの報復とみられ、法律の専門家からは処分を、「犯罪行為だ」と批判する声も出ている。

 更迭されたのは、駐EU大使のゴードン・ソンドランド氏と、国家安全保障会議(NSC)スタッフのアレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐。いずれも昨年11月に下院で開かれた公聴会で証言していた。

 ソンドランド氏は公聴会で、トランプ氏の指示を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領のホワイトハウス訪問の「見返り」に、民主党バイデン元副大統領についての調査をウクライナ政府に求めたと話した。ウクライナ専門家のビンドマン氏は、トランプ氏が同年7月、ゼレンスキー氏との電話会談で、バイデン氏についての調査を要求したことが、「不適切だった」などと発言していた。

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