島根)日系ブラジル人、再就職できず帰国 出雲
清水優志
米中の貿易摩擦のあおりなどを受け、増加が続いていた出雲市に住む日系ブラジル人の数が昨春から減り続けている。有期雇用の不安定な労働契約のため、雇用の調整弁となっている側面があり、契約の更新を断られたブラジル人からは「残念だ」との声が漏れる。こうした状況を受け、出雲市も対策に乗り出した。(清水優志)
「今は裏切られた気持ちだ」
ポルトガル語でこう悔しさをにじませるのは、市内の電子部品製造会社の工場で約2年働いていた日系人の遠藤ファビオさん(47)。昨年7月に契約の更新を断られたという。
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妻(47)と長女(7)、長…
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